革靴を履いて1日過ごせば、どうしたって靴に傷が入ってしまう。別に革靴でサッカーしてる訳じゃないんですよ?歩き方が下手なんですかね。
歩き方の改善するより、ついてしまった傷を早めにどうにかしてあげる方がストレスが少ないし、靴を気遣ってあげられるので、シュークリーム(靴クリーム)を使ってみよう。
シュークリームは何でできている?
成分:水分・油分・ろう・有機溶剤
革に栄養って何だよ??という話ですが、要は「水分」と「油分」。人間の肌も水分、油分がなくなるとカサついてきますね。革靴も同じことが起こる。えっ人間の皮膚は生きてるけど、革靴は死んだ動物の皮でしょ?と思いますね。
ところが、革靴にシュークリームを使用せずにずっと酷使し続けるとどうなるでしょうか?履き皺のところから見事にひび割れてしまいます。実際、そうやって革靴をダメにしてしまった若かりし頃…。
モゥブレィ シュークリームは「乳化性」クリームです。
乳化性とは?
本来、水と油は混ざり合わないもの。そこへ界面活性剤を入れてあげることで、両者が混ざり合うんですね。その水と油の混ざった状態が”乳化”ってわけ。
そこへ「ろう(蝋)」つまりワックスが混ざっているのがシュークリームですね。 このワックスとろうを混ぜ合わせる役目を担うのが「有機溶剤」。シュークリームのニオイの元。
どうしてシュークリームを使うの?
栄養を与える
前述したように、末永く革靴と共に歩んでいくために、栄養を与えてあげること。履き皺部分から靴がひび割れていく様は残念なものです。何ともみすぼらしい革靴になってしまいますね。
足元のお手入れをしてあげるのは、他の人の目から見ても大切なことです。
傷の補修
シュークリームには多くの色が用意されています。そう、クリームには補色効果があり、多少の傷や色落ちはシュークリームで修正することもできます。そのためには早めの対処が重要です。
自宅に帰って靴を脱いだ時には、ちょっとだけ時間をとって靴を眺めてみては?
M・モゥブレィのシュークリームを使ってみる
まずは靴全体にブラッシングをして埃を落としてあげましょう。
薄い線傷が入ってます。写真だと目立たないんですけどね。実際は「おぉぅ…」って感じで線が入ってしまってる。どこでこんな線が入るんでしょうね?
靴クリームをうすーく全体的に塗ります。その後、ネル生地で柔らかく磨いてあげます。余分なクリームも取り除いてあげましょう。食べ過ぎは禁物です。
その後、ブラッシングして終わり。
あっという間に傷が目立たなくなりました。
たとえクリームを使用したとしても、左右で10分もかからない感じです。
別に毎日クリームを塗る必要なんてありません。それこそ靴がかわいそうですね。
ただ、帰宅時には使用した靴をブラッシングしてあげたいものです。
月に一回でも靴と向き合ってみるのも良いかもしれませんね。
シュークリームと共にコットンネルも一緒にいかがですか?というか絶対一枚はある方が良いです。