友人がタイに長期で暮らしており、せっかくのタイ旅行なので“会いたいねっ”となるのは自然じゃないですか。
是非会おうよ、となったのは良いのですが、「バスに乗って来てね」だって。
よーし、この初上陸の地、タイでローカルバスに挑戦だ!
めっちゃローカルバスの敷居が高いんだが
バンコクのローカルバスも「エアコンバス」(その名の通りエアコン付バス)と「ただのバス」(エアコン付いてないってこと?)があるらしい。
「エアコン付のに乗ってきなよ」って言われたんですが、どうやってエアコン付いてるかどうか外見で判断すんの?!
…と思ったら窓とドア全開で走ってるバス。あ、これエアコンないわ。すぐ分かった。
目的地までGoogleマップで検索。バスの路線番号まで出てくる親切。ありがとうGoogle!でも、検索結果はタイ語だから場所名は全然分からない。この表示を信じるしかない。
で、一応バンコク内の路線バス検索アプリもダウンロード。
…あれ?検索結果(主に路線番号)が違うんだが?
ここは地元密着のバスアプリに軍配が上がりました!さよならGoogle!
いくつかのバスの番号が出てきた。多分これのどれに乗っても良いんだろう。そう私たちは思っていました…。
路線が分かったところで。で、どうやってバスに乗るの?
地元の人の動きを見てると…
自分の乗りたいバスがバス停に近づいてきたら、手を斜め下に突き出して「乗ります」アピール。
バス、速いんだけど。かなりバス停を超えて停まってた。オーバーランですね。
私たちの乗りたい番号のバスを、たまたま前に立っているおばちゃんが停めたので、よっしゃよっしゃと一緒に乗り込みます!
この時はまだ知らなかった、このすぐ後に起こる惨劇を…。
バス、間違えた
このローカルバスって行き先によって料金が変わるシステムみたい。
どうやって料金を支払うのでしょうか?ラビットカード?へへへ、我々はすでにこのカードを持ってますから、ピッとかざすだけなんす。
なんかオバちゃんが代金回収してる。
そう、超ローカルなこのシステム。このローカルバスの料金支払いに小銭が必要だったのです!
オバちゃんがお客さんの行き先を聞いて料金を払うんだそうです。
ヤベー タイ語分かんないけどどうやって行き先伝えるの??
私たちの取った方法
Googleマップで行き先(の近くのバス停)を表示して「ここに行きたい」アピール!
が、問題発生。オバちゃん老眼でスマホの文字が読めない!
なもんだから隣の学生に「これを読んでくれ!」って伝える。ありがとう助かったよ。
で、ここで衝撃の事実。
オバちゃん「このバスはここに行かないよ。」
( ( Д )゜゜ナンデスト
マジで焦った。バスアプリどうした!!
オバちゃんはタイ語で喋ったんだけど、表情とジェスチャーで伝えてくる。一縷の望みを掛けて学生さんの方を見ると、英語で「このバスはこの目的地に行かないです。」だって。トドメ刺される。
奇しくも時刻は帰宅ラッシュのメチャ混みアワー。バスに乗る人降りる人でごった返す。波に揉まれてバスを降りる。
なんとか次のバスに乗るも…
もう一回路線図を調べます!やっぱりGoogleだよね!ありがとうGoogle!
とは言えGoogleマップの結果にも疑心暗鬼の私たち。
今度は、バス停留所で交通整理をしているオジちゃんに路線を確認。
オジちゃんは親切にも「あのバスに乗れ!」と教えてくれた。ありがとうオジちゃん。さすが微笑みの国。こういう時にタイ語で感謝を伝えたいな。
何とか目的のバスに乗ったものの、次の問題。
どうやってバスから降りるの?
バスって「降ります」ボタンって付いてるじゃないですか?そんなの無かった。
周りの乗客を見てもどうやって降りる合図しているのか分からない…。マジで分からない…。
私たちの取った方法
目的地付近まで来たら、運転手さんに直接「ここで降ります」と伝えた。
そんなこんなで、やっとこさ目的地に到着…。
最初のバスのオバちゃん、学生さん、交通整理のオジちゃん、バスの運転手さん…。皆んなに助けてもらって何とかバス乗車クリア…。本当にありがとうございました。
って言う話を当の友人にしたら「へぇ大変だったんだぁ普段乗らないからな、バス」だってよ。
結論:ローカルバスは初心者にはハードルが高い。でも楽しい!
結局、一番分からなかったのはバスの降り方。
他のバスには「降ります」ボタンがあるのかな??
帰りはタクシーで帰った。