せっかくDIYでプチリノベした和室に壁掛けテレビを取り付けたいのです。しかし、奥様に「せっかく綺麗になった壁に穴を開けるなんて!」と怒られる。
壁に傷をつけずに壁掛けテレビを取り付けよ、という半分”とんち”みたいなことをやってみました。
壁がダメなら…
そもそもテレビは23型の小型サイズ。重量は3.5kg程度。壁がダメなら新しく柱を立てちゃえばいいじゃない、ということで使用したのがこちら。
こちらの「ラブリコ」、工具を使わずに柱を立てられるそうで。
部屋の天井までの高さを測ってみると、2335mmほど。近所のホームセンターでツーバイフォー角材を探してみるも、1820mmの物しか売ってませんでした。そんなわけでジョイントパーツを使って柱を伸ばさなにゃいかん。
こちらの「ジョイント」を使用することでツーバイフォーの角材を延長することが可能になります。このジョイントパーツの取り付けにはプラスドライバーが必要です。
柱を立ててみる
その1: 柱の長さを確かめる
ラブリコの取り付け方法をみると、立てる角材は天井までの高さより95mm短くする必要があるそうです。
そして、ジョイントパーツを使用する場合、ジョイントパーツの厚み分26mmさらに短くします。
その2: ジョイントパーツの取り付け
追加分の角材をふさわしい長さにカットし、ジョイントパーツを取り付けます。角材のカットは斜めになったりするとジョイントパーツ等が上手く取り付けられないのでは、と心配に。なので電動工具でズバッとカット。(ホームセンターではコロナ対策のため角材カットサービスが休止中でした…。)
うちはコードタイプの丸ノコですが、コードレスが欲しくなります。電動工具の使用はくれぐれもご注意ください。
ジョイントパーツは4本のネジで角材に取り付けます。意外とネジが硬く、ここも電動工具で乗り切る。18vはパワーもあってDIYには十分すぎます。
このような感じで角材が結合します。
ラブリコを角材の両端に取り付けます。このとき、短い角材を下側にするように、とのことです。
こんな感じ。
壁掛けテレビの金具取り付け
立てた柱に壁掛けテレビの金具を取り付けます。今回は柱が1本だけなので、アーム型金具を取り付けようかと。
こちらの金具は35kgまで耐えられるとのこと。左右への首振りや多少ですが上下の首振りにも対応しています。なにより一本柱に容易に取り付けられそうなデザインでした。
壁に取り付けるためのボルト等もきちんとセットになってます。が、付属のボルトはツーバイフォー角材に打ち付けるには長すぎたので、別途用意しました。
テレビ用ブラケットのネジ穴縦75-~200 mm、横75~200 mmに対応。我が家のテレビは100mm幅で問題なく対応できました。ただ、付属のボルトがやはり長すぎて、別途用意することに。自分で必要なものを準備するのもDIY!& 自己責任で!
アーム可動部分はとてもきつく締め付けられているので、六角レンチでゆるめよう…と思ったら対になるナットが一緒に回ってしまいます。メガネレンチ等の工具でナットを固定しながら六角レンチで緩めました。
壁掛けテレビが取り付けられた〜
出来た!
取り付けたのはテレビですが、パソコンのサブディスプレイとしても使用。
テレビがぐらつくこともなく。柱もしっかり立ってます。
無事に壁に穴を開けることなく、壁掛けテレビを取り付けることができました。
これなら、別の場所にも移動できるし、取っ払うこともできますね!
ラブリコを使用するにあたって注意点とは?
ラブリコの片面への対荷重は20kg。
ラブリコの説明書によると「柱に対し片側に荷重がかかる場合は20kgまでとしてください。倒れる恐れがあります。」とのことです。設置場所によっては条件がさらに変わってくるようですね。
さらにジョイントパーツをつけた場合は10kgに。
ジョイントパーツの説明書には「柱に対し片側に荷重がかかる場合は10kgまでとしてください。」とのことでした。こちらも設置条件次第で変わってきそうですね。
うちのテレビは3.5kg、壁掛けアームが1.2kgでひとまず条件はクリアしてました。
定期的な調整を
こちらのラブリコはネジを締め上げて、突っ張り棒みたいなイメージで取り付けます。なので定期的にネジがしまっているかどうかチェックしておくと良いそうです。
何はともあれテレビを取り付けられたのはよかったです。DIYで家電など重量のあるものを取り付けたり、電動工具を使用する場合は十分に安全に作業してくださいね。
おうち時間をDIYで過ごすのも良いかな。