以前、同僚5人と宇都宮まで仕事で行きまして。
で、昼時になった訳ですよ。「宇都宮 ランチ」ってなったら何を想像します?
私たちは5人中4人が「餃子!」ってなったんです。なんたって餃子の町、宇都宮。
いや、色々と他にもあるのはわかります。でも、宇都宮の外から来た人間として「一度は宇都宮餃子を食べておきたい」って思って。
で、宇都宮の有名な餃子店といえば?となりまして。ググって、おそらく有名であろうお店まで行きました。
みんなで仲良くテーブル囲みましてね、注文するわけです。
「餃子定食」
「餃子定食」
「餃子定食」
「餃子定食」
「野菜炒め定食」
…え?なんだって?
餃子激戦区の宇都宮の!有名どころのお店で!まさかの「野菜炒め定食」??
「なんでだよ!」ってなっちゃうじゃないですか。
そしたらですね、その方、「昨日の晩御飯が餃子だったんですよ」って。
そっかー、なるほどねー。
価値観は人それぞれです。
昨日の晩御飯の餃子も、宇都宮の有名店の餃子も同じ餃子。
「宇都宮に来たら餃子!」って思ってたら、餃子の有名店で餃子を頼むでしょうね。たとえ昨夜のご飯が餃子だとしても。
でも、「餃子は餃子、それ以上でもそれ以下でもない」ということでしたら、「なんで何回も同じもの食うの?」ってことになるんでしょう。
相手の背景を知らないと、自分の価値観で相手を判断してしまうかもしれませんね。
それにしても、宇都宮=餃子ってどこで刷り込まれたんですかね?
もうこれって日本中の共通認識じゃないですか?
もう20年も昔の、まだ学生だった時にコンビニでバイトしてたんですけど「宇都宮餃子まん」っていう肉まんがあったような。当時は宇都宮が餃子で有名だって知らなかったもんですから、「宇都宮=餃子」なんて式は成り立ってなかったんですけどね。
それが、時は流れ、いつのまにか「宇都宮=餃子」ってなってた。
取り入れていく情報によって、自分の中の先入観が形成されていくのですね。
うちの奥様なんか「北海道の人ってみんなルールルルって言ってキツネ呼ぶんでしょ?北の国からでやってたもん!」って。
そんな訳ねー。
私、道産子ですけど、ルールルルって言いながらキツネを呼ぶ人を見たことがない。
これもまた先入観なのか??
日々の生活の中で私たちは数え切れない選択をして生きています。先入観はそんな多くの選択肢の結果を予測する助けになりますね。
とは言え、先入観にとらわれ過ぎないようにしたいものです。
めっちゃ餃子食べたくなりました。